「希望」

2009年11月24日

徳治昭童画展 in 茶屋町画廊個展開催中!
ギャラリーに画像が1点増えました。
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「希望」
この作品は施設「神戸少年の町」に展示される予定です。
先日、現在は常務理事を務めているT元園長に手渡しするために
神戸市垂水区まで伺いました。
神戸少年の町は児童養護施設で様々な環境で暮らしていた子供たちが
居ます。
きっかけは個展でした。神戸で個展をしていてT元園長(当時は園長)が偶然何度
か通りがかってストラップなどを購入してくれました。
それがこの4月、定年で園長を退くということで、僕の童画を個人的に寄贈したいと
連絡が来たことが始まり。打ち合わせの為に少年の町に訪れました。
場所は山の上にあり、かなり入り組んでいて迷いました。直前に子供達が居て
なにやら親しげにこちらを伺っていました。。。
しばらくしてようやく到着。
すると、さっきの子供達がいました。
Tさんと応接間で打ち合わせ。満面の笑顔の子供達を窓辺にみながら
Tさんの口から出る話は衝撃的でした。親から虐待を受けた子供達、文章にも
書くにもはばかられる環境に身を置かされた子供達・・・それが、屈託ない
笑顔で窓の外で遊んでいるのです。
Tさんもご自身の話をされ、若い頃は、園で働きながら、とても子供達に厳しい
先生だったそうです。しかし、ご自身のお子さんを事故で亡くされ、そこで初めて
今までの子供達への接し方が間違っていたと気付き、自らの子どもを亡くした時に
初めて、院の子供達への接し方に気付いたと僕に話してくれました。
子供達の笑顔とTさんの背負った運命の話には涙なしでは聞くことが出来ませんでした。
この童画は僕の完全オリジナルではなく、「少年の町」は色んな国にあります。
そのトレードマークがこのおんぶの二人なのです。そこに僕のテイストを加えて
完成させました。
9月に神戸の個展で展示させてもらいました。関係者もたくさん訪れましたが、
なにより、以前、「少年の町」に関わった方たちが、偶然この童画を見つけて、涙を
流された方も居てました。。。
未来への、そして、今の笑顔をいつまでも忘れないように・・・と、いう希望を
込めて描きました。
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徳治昭童画館(とく はるあきどうがかん)
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