嫁日記「手紙」

2011年05月26日

私の実家の隣に大好きなおばちゃんがいます。
私が生まれた時から可愛がってくれてるおばちゃん。81歳。
編み物が大好きで、いつもいつも編んでいます。
この前も私にセーターを編んでくれました。
おっちゃんは数年前に他界して、今は一人です。
そのおっちゃんの7回忌が先日あり、私は後日お参りさせていただきました。
おばちゃんは私に会えるのがとても嬉しいみたいで、この日もいろんな話をしてくれました。
生前おっちゃんが一年間、単身赴任で東京にいた時のこと。
3日にいっぺんおばちゃんの元に手紙が来ていたそうです。
3日に一度!
ということは。。。書いて出して着くのに2、3日。
ほとんど毎日!
しかも一回の手紙はいつも便箋3枚ぐらいで、最後に「また明日書きます。」
って書いてあったそう!
さらに、先に最初の2枚が来て、後から残りの1枚が来るなんてことも。
すごい~~!すごい筆まめ!
負けた。
結局全部で130通ぐらいあったそうで、これをおばちゃんは全部、今でも大切に箱に
入れて残してあるというのです。
う~ん、Que bonita。。。
「おばちゃんはこれの半分ぐらいしか返事書けへんかったわ~。」
この思い出話を私はわくわくしながら聞いていました。
おっちゃんは熱帯魚が好きで、いつもグッピーがたくさんいる大きな水槽の
水を外で替えていたっけ。
まめだったんだねえ。。。
たった一通の手紙でももらうと嬉しいものです。
時々お客さんから手紙ををいただきます。
絵を見て元気が出たとか、夢と希望と勇気をもらった、前を向いて行けるとか、
ありがとうなど。。。
それがとても嬉しくて、この仕事をやっていて本当によかったと思えます。
ほんとに手紙っていいものですね。

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