年末ジャンボ宝くじについて(1)

2010年01月26日

年末ジャンボ宝くじ イラスト 徳治昭
改めて、発表も終わり、落ち着いてきたので年末ジャンボのエピソードなどを書きたいと
思います。
このジャンボくじ、何度も紹介していますが、くじの形での公開はこのサイト
では初公開です。何故か?発売中は金券になるので、画像での公開のみだったの
です。みずほ銀行などでも小さく、わざと画質が落としてあります。別のくじでも確認
できるので、今度宝くじサイトをご確認下さい。
今回、ご依頼を頂き、宝くじは初挑戦だったのですが、当初は参加できるだけでも光栄
だと思いましたが、なんとかコンペを勝ち抜き、年末ジャンボのイラストが採用となり、
なにより自分自身がビックリしています。でも、コンペの為の加筆・修正を加えていく
うちに、これは僕自身が飛び抜けていたとかではなく、おそらくコンペに参加している
イラストレーター・デザイナー誰が取ってもおかしくないレベルで戦っているんだろう
なというのはひしひしと感じました。それくらい厳しいものがありました。
コンペ・・・どことなく仲間内でも話していると、「コンペは落ちるもの」という風潮
がなきにしもあらず・・・もちろん僕自身もいくつも参加していますが、なかなか
採用までは遠い道のりです。でも今回、制作のの過程で心理的な変化がありました。
自身のテイストをなるべくそのまま反映できるように描いたので、修正などを加えて
いくうちに、「光栄」から「取りたい!」と言う気持ちになってきました。
考えたら、当たり前のことですよね。コンペに参加するにしても、会社も取れない
と思う相手は選ばないだろうし、選考頂いただけで自己満足しているなんて、とても
虫のいい話。自分が取ることでその会社も潤うし、僕もしかり。相互に利益のある形。
これは僕がいつも思っていることなのに、忘れかけていました。
そんな気持ちを思い出させてくれて、なおかつ、採用されたという結果まで出て、
考え得るベストの形でした。また、イラストはデジタルでしたが、今まではアナログ
があるので、デジタルとアナログの境界線は決めていたのですが、今回は初めて
アナログテイストを意識した作品となり、初心、僕の初期の代表作「おもちゃの
チャチャチャ」の世界観を意識しました。心がけたことはインパクトはもちろんですが、
僕を知ってる人は誰がみても気づいてくれる作品を描こうと決めていました。
実は僕たちの仕事は媒体が大きくなればなるほど、規制は厳しく、自分らしさを
失われることが多いのですが、今回に関しては自分の世界観で通せたのが大きかった
です。
もちろん、これを発表するにはまだ時間がたっぷりあったので、黙っていることが
とても苦痛でした(笑)
次回は発表から発売。その後のことを書きます(続く)
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2009年 年末ジャンボ宝くじのイラストに採用されました!
徳治昭童画館では童画・イラストの受注、
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徳治昭童画館(とく はるあきどうがかん)
徳治昭童画館
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