イロリムラ個展回顧録 ゲストヒーロー作家:半田健人さん

2018年06月01日


今回のイロリムラ展示に参加頂いたゲストヒーロー作家の紹介をします。
半田健人さん(仮面ライダー555|乾巧など)


昨年発売されたアルバム「HOMEMADE」のジャケット画を担当したり、なにかとご縁のある半田さん。このジャケット画のドラマだけでもたくさん語りたいところですが、それは同アルバムのライナーノーツのも寄稿していますのでそちらをご参照下さい。

半田さんの絵に触れたのは実はかなり前なのです。LINEスタンプを発売したことを知り、何気なく見たら。。。その世界観に触れてしまい、即購入。。。
僕の第一声。。。「こっちもなの!?」でした。

以前、僕の個展に来てくれた時にその話をすると、スマホを取り出し。。。マヌル猫愛を語りだしイラストをたくさん。。。引き出しがらどんどん。。。

そんなマヌル猫を題材にした作品「禁酒られた惑星」

まるで昭和30年代の東宝特撮映画のポスターのよう。。。
半田さんは筆ペンで描いているという。独特のブレ感がある。
筆は力を入れると潰れるので必然と腕の力が抜ける。だから鉛筆のように筆圧が高くはなりにくいのだけど、半田さんの線は筆圧が高く見える。おそらく潰れないギリギリの力を使ってるのだと思う。筆の腹も使いながら質感も表現しています。これも黒くなるギリギリの質感。。。絶妙。

そしてデジタルで着色。カラーと言うよりも総天然色。しかも日焼けしているような色使い。。。独特のこだわり。
これだけで半田さんの世界観が見えてくる(笑)

もう一点。僕の好きな作品「歌手」

デジタル作品。
この絵はマイク、スーツ、髪型と半田さん独特の細部までのこだわりがあるのですが、僕がもっとも注目したのは「左手」なのです。絵の中で決して主役ではないのですが、さり気なくコードを持つ左手のなめらかな動きに「色気」があるのです。意外とこの表現はできないです。。

実は今回の企画は、半田さんの絵を観た時から始まって、前にお会いした時に「関西で絵の展示をしたい」と言ったことから始まったと言っていいと思います。

半田さんの世界観は、本当に独特、言うならば「半田宇宙」、四次元ならぬ「半田次元」というものが、彼の中には確かに存在するのです。そこには音楽もあり、その引き出しから色んなものが出てくる。。。次が何が出てくるのかわからず、いつも、いい意味で期待を裏切ってくる。。。だから目が話せないのです。

半田さんの展示風景。順路的には最後に観てもらえるよう配置。もう一点一点直接解説してもらいたい!(笑)

そんな半田さん。発売されたばかりのニューアルバム「生活」でまた、「半田宇宙」を表現してくれています。もちろん、僕もすでに「半田中毒」になっています(笑)

半田さん、ご協力ありがとうございます!色んなご縁に感謝です!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA