レオナール・フジタ展

2010年01月18日

レオナール・フジタ展
神戸で打ち合わせなどがあり、神戸大丸に立ち寄りました。
藤田嗣治の作品を生で見るのは初めて。
微妙に歪んだ細い線で描かれる人物は少し無気味でもあり、
エロチズムも感じる。
特にあの細い線は何で描いているのだろうというくらい細い。
が、僕が興味をそそったのは今回の目玉の幻の巨大壁画より、
「平和の聖母礼拝堂」のフレスコ画ための習作陣。。。一転、
木炭などで描かれた習作は藤田嗣治かと思うくらいに力強く
生き生きしていた。こういった下地があって、あの細い線に
たどり着いたのだと考えると、打ち込む姿勢の力を感じます。
また、アトリエの再現や当時使用していた画材などもあり、
作家としては、もう一つの楽しみでもあります。ビックリしたのが
陶器に絵を描いたり、箱に描いたりさらには立体物まで作る。
それもかなり精密。探求心の深さが伺い知れます。
アトリエの写真もあったけど、おしゃれなんですよ、これが・・・
いつか僕も制作に打ち込めるアトリエを建てれるように頑張ろう。
ゾクゾクするような刺激を受けました。
レオナール・フジタ展
-よみがえる幻の壁画たちー
2010年1月8日(金)→28日(木)
大丸ミュージアム
スペシャルサイト
*画像は大丸ミュージアムより
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