大塚祐希事務所 ロゴマーク

2011年07月11日

684.jpg
実はこれは一年程前になるのですが、僕の友人でプランナーの
大塚祐希さん、独立15周年になる新たなロゴマークを作成いたしました。
なにやら秘密結社めいたマーク(笑)だけど、これは中東のお守り
ハムサというもので「邪悪をはねのけ、幸福を手に入れる」という
意味を持つ。大塚さん自身もイスラエルに滞在していた時期もあり、
彼のお気に入りでもある。
僕なりにハムサを調べたところ、たくさんの解釈で表現している
ものも多く、大塚さんの仕事・生き方を自分なりにこのハムサと
いう掌の空間で色々と考えてみた。
制作というよりもイメージトレーニングにかなり時間をかけました。
この文様一つ一つに色んな意味があります。こういう依頼はついつい
力が入っちゃいます(笑
686.jpg
そして最初に出来たものがこれ。ラフ・・・決定稿よりかなり描き込んで
います。普通は逆のパターンが多いのですが今回は最初から
「ピカソのような簡略化したイメージで」と言われていたので、形ある
ものを簡略化することはできるのですが、形ないものはまず作ってからで
ないと省略できない。
ラフから何度もディスカッションして崩して簡略、崩して簡略の繰り返し。
そして完成。この経緯は僕に取ってとても楽しい。僕一人の頭では絶対に
生まれてこないから、描きながら何が生まれてくるのかワクワクしてきます。
結果的にはこのラフもすごく気に入ってくれたようで後にこれを
絵としておこしてくれとあらたに依頼頂きました。
そして、絵の依頼が来て一年・・・ようやく完成。
685.jpg
今回の依頼は僕の中でも色々と試してみたいことがたくさんあって、
時間がかかってしまいました。試行錯誤の末、木を素材に彫刻刀で木版画の
要領で削り、そしてなおかついつもの地肌を作り彩色。。。一番難しかったのは
色合い。バックにしても何回も塗りなおししました。結果的に僕自身も
やり遂げた感があり、大塚さんにも気に入っていただけたようです。
彼から以前曼荼羅の絵を注文もらったときにも、僕の解釈の曼荼羅を表現して
それに繋がるものがあると言われた。言われるまで気付かなかったけど、なるほど
奥底に繋がるものは同じだな〜と感じました。
その作品
687.jpg
大塚さんとは実は小学校の同級生。なんと、出会ってからゆうに30年以上
経つ。小5で出会って、ガンプラを作っていた小僧同士が大人になって一つ
のものを作る。初心に返れたし、楽しかった。また、 僕がこの仕事を始めた時も、
彼には力になってもらっていた。そして今、ロゴを作ることになった。
気持ちを込めないわけがない。
お互いに今年43歳。まだまだ未来を見据えてる。刺激を受ける人が身近なところに
いるのは幸せなことだと思う。
大塚さんのブログ
second cache
ロゴマークの記事
マンダラの記事(旧ブログ)
===========================
東北関東大震災における徳治昭童画館の取り組み
うたえほん「リンリンだゾウ!」発売開始!!
561.jpg
画集「徳治昭童画集」発売中!(72ページ/2,940円)
徳治昭童画館では童画・イラストの受注、
展覧会や作品・グッズ委託販売を承っております。
ご興味のある方は問い合せフォームよりご連絡下さい。
徳治昭童画館(とく はるあきどうがかん)
徳治昭童画館
徳治昭童画館 別館「映画鑑賞記録」
===========================

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA