星の王子様
2011年02月18日
*別館「映画鑑賞記録」の出張版です。童画館でふさわしい内容
の映画は時々こちらにも掲載します〜
もう説明が必要ないくらいの物語。
もちろん、原作も持っていますが、実は僕は原作よりもこの映画
の方が好きなんです。
原作付き映画はいわば一つの解釈。納得いく人もいればその逆も
あり。。。この映画は原作の持つ世界観をとてもよく表現し、
ミュージカル風でもあり、それでいて賑やかでなく話しが進む。
「大切なものは目に見えない」有名なフレーズだけど、この言葉
だけでなく一つ一つの言葉に気持ちが動かされ、考えさせられます。
星を旅するシーンはハトに運ばれるのだけど、つかまるのではなくて
ハトに囲まれながらゆっくりを回転していたり、そんな細かなところ
にクリエイター心がくすぐられます。
また、ミュージカル風でもあるので、歌と踊りはもちろん、動物が
場面が変わると人になっていたり、そしてそれぞれの動きをダンスで
表現。これがまたうまく表しているのです。。
おそらく今の映画だとリアルなCGのキツネやヘビが人の言葉をしゃべって
いるんだろうけど、ないところから生み出すアイデア、それが人間なのに
動物に思わせてしまう・・・創作のヒントですね。
とにかく、創作のヒントがそこかしこにちりばめられているのです。
星の王子様とはなんだったのか・・・それは自分を投影したもの?
星の王子様こそが自分にとって大切なもの・・・だから最後には
居なくなる、いや、最初からいなかった。。。
だけど、いると思うと見えてくる。あると思うから探せる。
人の基本、自分の根本を探りたくなったらこの映画を手に取って下さい。
僕もそんな気持ちになった時に、このDVDを手に取ります。
また、王子様の子供の笑い声がかわいいんだ、これが。
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