届けたい気持ち

2010年11月08日

今日、妻と知り合いの展覧会が地元で開催されていたので、散歩がてら
歩いて行きました。途中、銀行の前で知り合いのおばさんとバッタリ。。
挨拶をすると、先月12日、ご主人が亡くなったとのこと・・・
あまりの突然のことで。。。実は8月開催された八尾西武での個展で元気な
姿を見せてくれていたところでした。まさかそれが最後になるとは。。
そのご主人、僕にとっては忘れられない人です。。。そう、もう20年以上
前の学生時代、僕は防水工のアルバイトをしていました。その時の大将なのです。
「働く」ことの意味がまだわからない僕にとって、それは貴重な経験
でした。言われた事しか出来ずに時としてボーッとしている僕を叱ってくれたり、
最初はまったく使い物にならなかったのですが、我慢してずっと使ってくれました。
次第に大将、そして社員の方の動きや言動を観察するようになり、雑用の僕としては
みんなの次の動きを予想して、大将は次に何が必要か、あっちの人は今の作業が
終わろうとしている。。。そう、仕事は段取りで全然進みが違ってくる・・・
と、いうのがここで働いて理解出来るようになり、その後、どこでバイトしても
就職しても困ることはありませんでした。。。
土日、大きな休みを中心に2年ほどお世話になりましたが、「花の博覧会」
が開催されるということで新たに地下鉄が出来るので、そこに大将の会社は入り、
僕も学生時代春休み、夏休みをほとんど地下鉄工事で過ごしました(笑)それは
とても長期的で大変な作業らしく、関わった人達が次々とやめていくなか、文句も
言わず、だまって作業する僕はそれなりに?重宝されたようでした。。。
そんあこともあり、何もできないボンクラから、「使えた」と、そう言ってくれる
まで自分自身が成長できたことは今でも忘れません。
食事にも連れていってくれたり、また、たくさんいじめられました(笑)雑用の
僕はジュースを買いに行かされ、両手にいっぱいジュースを抱えて車に戻ろうとすると
走り出すではないか!そのまま100メートルくらい車を追いかけたり。。。
僕が東京に働きに行くと決まった時、母づたいにそっとお金を包んでくれたことも
ありました。
10年後くらいにひょっこりと京都の個展にご夫妻で来てくれて、絵を購入して
頂いたり、そして、久しぶりに8月の展示にも来てくれて、孫だくさん
を文句を言いながら楽しそうで話していたのが印象的でした。
童画家 徳 治昭ではなく、人間 徳 治昭として子供から大人への世界へ繋いで
くれた人でした。
先月12日というと、僕は妻と東京のビジネスショーに出展する為に夜通し車を走らせて
いました。そして何年ぶりかの海沿いにみる朝焼け、富士山を見てそれは気持ちのいい
朝でした。。
僕は大きく驚いたりするタイプではありませんが、亡くなったのを聞いたあと、
知人の素敵な展示を観に行ってとても楽しかったのですが、その後妻と百貨店を
ぷらぷらとしたのですが、徐々に集中力が無くなり、空虚な気持ちを抑えるのが
やっとでした。
妻には申し分けないですが、先に帰ってなんとなく、寝ました。
たまにはそういう日もあってもいいですよね。
ご縁と感謝と初心。忘れません。
お疲れさまでした。

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