「 しろくまサンの小児科アレルギー科」(埼玉県浦和市)壁画、ビジュアル制作 その2

2023年06月08日

【壁画1枚目制作編】
さて、壁画制作です。今回は2面制作。複数は初なので、段取りがうまくいくのか、そして1面は後に別の業者が入るのでそれまでには完成しないといけないプレッシャーがありました。
まずは一枚目の完成図。

何もない白い画面が賑やかに。。しかもこの壁面、これで完成ではなく、上に鉄道模型が走るというトンデモ計画なのです!
そのため、構図上上部は空けています。
外観のガラス面はしろくまサンは子ども達を乗せて走っていましたが、院内は動物にしました。動物にすると子どもは指さしながら動物当てクイズを始めるんです(笑

ちょっと制作風景など。。
まずは養生。画像は下だけですが。壁面全面なので上下左右すべてマスキング。今回は作業中も業者がたくさん行き来するので壁にへばりつくように作業していました(笑

壁面にオーカーを塗り、大体のアタリをつける下描き。この時点で色んな人に「全面なんだ!」という驚きの声が・・
あの、最初からそのつもりでデザイン見せていたのですが。。笑
真ん中にある小さな四角は大元の下描き。

制作はバックから前へ進めていくので背景の黄色をひたすら無心にコツコツとタッチをつけていきます。


バランスなど整えながらひたすらコツコツと。。。
制作は「想い」が入ります。描きながら、これまでの白尾さんとのお付き合いやこれからのことを想いながらひたすら筆を走らせます。

最後の目入れ。おっきな画面に描いているのに老眼鏡が必要な作者(笑

ここで白尾さんが登場。もう涙を流されて喜んでいました。僕ももらい泣き。
1枚目最後の大仕事はしろくまサンの目。僕が左目。白尾さんが右目に白を入れました。
最後はやっぱり白尾さんに魂を吹き込んでもらいます。

これでこの作品は白尾さんと僕の「合作」になりました。心なしかしろくまサンの目が潤んでいるようにも見えますね。
(最後は少し整えました)

そして、このあと鉄道模型の線路の取り付け工事が始まり。。。

内覧会用にバルーンパフォーマーのキャサリンが参加して。。

どんどん凄くなってくる「しろくまサンの小児科アレルギー科」であった。
それはまた後ほど。
2枚目の壁画までいかなかった・・・

次回は最終回、その3「壁画2枚目、そして内覧会編」へ・・・

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